こどもたちの学力の為に親ができること｜大阪市阿倍野区の進学塾ぐろーえる 阿倍野校

「勉強せずに遊んでばかり」「いつまで経っても勉強しない」そんな子どもを見ていると、「勉強しなさい」と言いたくなってしまいますよね。

「ここで勉強につまずいたらどうしよう」と不安な気持ちになる方は多いでしょう。
しかし、親からの「勉強しなさい」の声かけは、勉強意欲や質の低下につながることがあります。
人は自由を奪われると、その自由を取り戻そうとする心理が働きます。
もしかするとお子さまは「この番組を見たら勉強しよう」と思っていたかもしれません。
そのささやかなやる気を、親が潰してしまっているのです。
子どもに勉強させたいときは、「勉強しなさい」の一言が逆効果につながります。

子どもの頃から自主性を養うと、自信のある子に育ちます。
自主性が育つと行動力がアップし、社会に出たときも主体性を持って活躍できるでしょう。
近年は学校でも、生徒が能動的に考えて学習するアクティブラーニングが取り入れられています。
従来は授業の理解度が重視されていましたが、最近は習得した知識を活かして自分で考え、表現することが主流になりつつあります。
自主性は大人になってから育つものではないため、子どもの頃からしっかりと土台作りをすることが大切です。
自主性が育つと自分のペースで勉強し、自ら目標を決めて取り組めるようになるでしょう。

勉強をする目的が明確になっていれば、自主性のある子は自然と勉強するようになります。
そうはいっても、すべてのお子さまに自主性が備わっているわけではありません。
子どもが勉強を習慣化するために、親ができるサポートはどんなことでしょうか。
親ができるのは、勉強に集中できる環境づくりです。
勉強する場所を決めると、その場所に行くと勉強するスイッチが入りやすくなるので、自然と勉強できるようになります。
自宅に勉強スペースを確保したり、塾を活用したりすれば良いでしょう。
そして、まずは「勉強する場所に行く」と小さな目標を設定することから始めれば問題ありません。

子どもの頃は、遊びも大切な勉強の1つです。
遊びを通して目や耳で得た情報や体感した情報は、かけがえのない知識として蓄積されていきます。
すると、子どもが自分で考える力が身につき、知力の発達を促します。また、他の子どもたちとの関わり合いからも、コミュニケーション力や忍耐力などが育ちます。
子どもたちは遊びながら社会性を身につけ、生きる上で欠かせないスキルを身につけているのです。
さらに、勉強にも遊びの要素を入れていくと、勉強への苦手意識は少なくなります。
具体的には算数にパズルの要素を入れてみたり、簡単な理科の実験を自宅でも行うなど、遊びと勉強を組み合わせてみてください。

子どもの勉強において親が担う役割は、最も信頼できるアドバイザーです。
子どもが勉強で悩んだときになんでも打ち明けられる安心・安全な存在にならなければいけません。
特に受験期は、子どもは大きなストレスを抱えています。
そんなときに親が良き相談相手となって近くにいてくれれば、子どもにとって大きな支えになります。
お子さまが悩んでいるときは、積極的に相談に乗り、悩みを受け入れてあげてください。
ときには一緒に出かけるなどして、気分転換することも大切です。